渡辺亨
1on1の効果
「1on1ミーティングが部下育成に効果的だ」と数年前から知られるようになり、定期的に実施している企業が増えています。
１on１ミーティングが効果的に行えると、少なくとも以下の３つの成果を得られます。
①部下との信頼関係が深まる
②仕事へのモチベーションアップが起こる
③部下の成長が促進される
部下との信頼関係が深まれば、日々の業務がやりやすくなるだけでなく、離職率も低下します。
仕事へのモチベーションが上がれば、成果を出しやすくなります。部下の成長が促進されれば、全体としての生産性や業績が向上します。良いことづくめですね！
1on1ミーティングの落とし穴
しかし注意も必要です。
１on１ミーティングを間違ったやり方で行うとむしろ逆効果で、有害なものになってしまうのです。
部下との信頼関係は悪化し、モチベーションは下がり、育成が進まず離職に至ることも珍しくありません。
うまく実施できないと「なんでこんなことをやる必要があるのか」「時間の無駄ではないか」といった声も上がるようになります。
なぜこんな事態になってしまうのでしょうか？やり方がよくわからないからでしょうか？
1on1ミーティング成功の鍵
１on１ミーティングの実施方法やポイントについてはネット記事や書籍などでもかなりのことを学ぶことができます。しかし正直なところ、それだけで効果的な実施ができるとはとても思えません。
効果的な１on１ミーティング実施に必要なのは知識だけではなく、実際にそれを運用できる対人ヒューマンスキルです。そして対人スキルはトレーニングや練習を繰り返さないと習得できないものなのです。
例えば空手はヒューマンスキルです。テキストを読めばスキルが身について強くなれるということはありませんよね。知識として学ぶのと、実際に人を相手にすることには雲泥の差があります。実践を想定したトレーニングを積んで初めて技を使えるようになります。
１on１ミーティングも同じです。ですから会社に１on１ミーティングを導入するとき、あるいは管理職として1on１ミーティングを実施しようとするときには、正しい知識と共に実際に人を相手にした練習も行う必要があります。
コーチングで1on1ミーティングを成功させる
しかし実際に部下を相手に練習をすることなどできません。練習のつもりでも失敗すれば部下との間に溝が生じ、禍根を残すことになるからです。
効果的な1on1ミーティングを実施できるようになる近道があります。それはコーチング能力を身に付けてしまうことです。あまり知られていないようですが、コーチングの応用の形のひとつが１on１ミーティングであり、実は1on１ミーティングとは部下との短いコーチングセッションなのです。
コーチングを身に着けると１on１ミーティングがうまくできるようになるだけでなく、部署のチームワークを改善したり、会議の進行が上手くなったり、社外との商談をうまく進められるようにもなります。
1on1ミーティング力アップに最適なコーチング講座は？
ACEAジャパンの「コーチングエッセンシャル講座」は、熟練したプロコーチを通してコーチングを4.5時間×2回という短い時間で効果的に学び練習できるオンライン講座です。国際資格の基準に準拠した内容を平易に学んで練習できる上、費用もたいへんリーズナブルに設定されています。
限られた時間を有効活用し、最大の効果を得たいビジネスパーソンに最適な講座です。
部下との1on1や関係構築に課題をお持ちの方はぜひご検討ください。
https://coaching-essential-2.acea.jp/
